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楽天とAmazonの違いについて知りたいです。
こんなお悩みにお答えします。
- 楽天とAmazonどっちに出店したらいい
- 価格は合わせた方がいいですか?
- クレームの対応は?
楽天とAmazonと両方に出店していらっしゃる店舗さんも多いと思いますが、運営の面で戸惑ってしまうこともあるかもしれません。
またこれから出店を検討していらっしゃるかたにも参考になるように、楽天とAmazonの運営面について説明させていただきます。
そこで本記事では、ネットショップをやったことのない人でも理解できるように、大切なポイントだけをわかりやすく解説していきます。
「楽天とアマゾン、どっちに出店する?」といった疑問も解消できますよ。
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それでは、早速はじめていきましょう。
目次[非表示]
楽天とAmazonの商品の登録のしやすさ
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商品の登録のしやすさは、Amazonが圧倒的に簡単です。すでに他社によってAmazonに商品が登録されている場合は商品のJANコードさえわかれば、あとは価格を決めるだけ。慣れてくれば1分もかからず商品を掲載することができます。
JANコードを検索して商品の登録がなかった場合は、商品名や大きさ、重量などを計測して登録していきます。その場合は登録者自身が商品名を決めることができます。
もしも一度検索してヒットしなかったとしても、いざ登録段階になると、すでに登録があると言われることが結構多いです。楽天はお店独自で掲載していくので、
- 商品名
- 商品コード
- 商品説明文
- PC用商品説明文
- モバイル用の商品説明文
など多数掲載する必要があります。
楽天とAmazonの商品コード
ここで気をつけないといけないのは商品コード。今後Amazonと楽天など他店舗展開する場合は他のお店と商品コードを統一していく必要があります。
在庫連携ソフトは商品コードで管理していくので、同じ商品コードでないと、別の商品と見なされてしまうからです。
もし楽天で商品を掲載する場合は、URLと商品コードはいっしょにすることをおすすめします。
それとCSVで商品を処理する場合があるので、コードの付け方の頭文字は0がつけないようにしましょう。CSVとはエクセルなどでデータを処理する形式です。
商品コードのつけかた
だめな例:商品コード 0011
いい例: 商品コード A-0011
「0011」はCSVにすると「11」と認識してしまうことがあるため
商品説明文は楽天とAmazonでは違う
商品説明文は基本HTMLで記述していきます。かなり使えないタグがあるので、CSSやJava、HTMLの知識がある人は注意が必要です。初めての方はこれだけは覚えて欲しいのは
- <br>
- <font size>
- <font color>
- <image src>
- <table>
など10種類ぐらい覚えておけば、なんとかなります。もしも楽天に出店しているお店に就職しようとしている方は必ず覚えておきましょう。
楽天のページをデザイン。Amazonは不必要
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Amazonはページのデザインができないので。楽天のお話です、お店の特徴を出すことができ、他店との差別化ができるのでしっかりと作り込みをしておきましょう。
楽天の商品ページは、オリジナリティを出すことができ、少しのHTMLの知識でデザインしていくことができます。
デザインに凝りすぎるとシンプルなAmazonに比べ、みにくいものになってしまうので、気をつけましょう。
Amazonと楽天の商品名のつけかたの違い
Amazonの商品名はシンプルですが、楽天はSEO対策を重視するあまり長くなったり、検索対策の言葉が入っている場合があります。
それを否定をしませんがお客様にとってどうなのか、またスタッフのピッキングのしやすさも考慮して商品名をつけていきましょう。
あまり関係のない文言を入れると、SEO的にも低い評価を受けてしまうことがあります。
発送は楽天もAmazonもスピードが一番
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発送日をAmazonは守らないと、店舗の評価が下がってしまうので慎重に設定していきましょう。
楽天もあす楽などを利用してお客様に配送に関してのスピードの早さをアピールしていくことが大切です
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楽天とAmazonの価格は同一でないといけないのか。
楽天とAmazonの価格の統一はしなくてもいいと思っています。私が運営に関わっていたときもお客様からどちらかの価格に合わせてほしいとの要望がありました。
戦略的なことと相場で価格は変動するので、難しいとの回答をしておりました。丁寧にお客様に説明していきましょう。
Amazon にはない最大のメリット、楽天のメルマガ
メルマガはお客様にとっては嫌がられます。不要なメールを送らないでほしい。その通りです。ではお客様にとって有益な情報をお届けしていけば、逆にメルマガが来ないと言われてしまうこともあるんです。
楽天のクーポンをアピールしたり、シークレットセールなどを行えるのはAmazonにはないサービスです。
楽天スーパーポイントはAmazonにはない
楽天はスーパーSALEやお買い物マラソンなどで、ポイントを倍付することによって、お客様にもアピールできることになります。
ポイントを集めて買う楽しさやポイント割引率は結構大きいので、お客様にはかなりのメリットです。
Amazonにもポイントはありますが、これほどのサービスは楽天にしかないサービスです。
あまりやりすぎると利益を圧迫してしまうことになるので、できる範囲でやっていきましょう。
楽天とAmazonのクレーム(返品)の対応
Amazonの返品は、お客様優先なので店舗にできることはあまりなく、淡々と進めるしかありません。
あまり詳しくは書きませんが、理不尽なことも結構あります。FBAに出した商品は要注意です。FBAは簡単にいうとAmazonの倉庫に商品を預けてAmazonが発送する方法です。
楽天はそういう意味では、交渉の余地はありますが、長引くとよくないので、返品はスムーズに進めることをおすすめします。
楽天のコンサルタントの存在、Amazonは大手だけ
楽天はコンサルタントが常についてお店をサポートしてくれます。コンサルタントの相性や考え方もあるのでなんともいえませんが、店舗運営をする上では大切な存在です。Amazonは大手店舗には、なんらかの施策がついてくる場合があるので。そこまで頑張るのも1つです。
楽天とAmazonのレビュー
レビューは楽天Amazonとも両方ありますが、それぞれの特性が違います。どちらがいいとはいえませんが、もしも店舗に関係ない不利な評価がついた場合に、Amazonは取り消しができることがあります。
例えば配送業者が落として壊したなどは店舗などとは関係ないので、Amazonに申請して取り消してもらいましょう。
Amazonのレビューの点数は楽天に比べてかなりシビアーです。結構やっていない店舗さんがあるので必ず申請しましょう。
いずれにしてもレビューはとても大切なものです。なるべく高くなるようにしていきましょう。
まとめ
楽天、Amazonとも、どちらもそれぞれの良さがあります。お店にとっては出店料が高額なので、どちらにするのかまたは両方出店していくのか、しっかりと考えてからにしましょう。
1つ言えることは他店舗化すれば、売上が伸びる傾向にあります。出店料が高いから諦めてしまうのではなく、できるようであれば出店することも検討していきましょう。