ネットショップを始めたいと思っています。
費用があまりかからずやる方法はありますか?
こんなお悩みにお答えします。
- 個人のネットショップを成功させるコツ
- メリット、デメリット
- 個人のネットショップのはじめ方
ネットショップを個人でやるのは、大変ですが、やりがいがあります。
ネットショップを個人ではじめてみたいけれど、なにから手をつけてわからない人もいるでしょう。
そこで本記事では、ネットショップのはじめ方や運営に関することを理解できるように、わかりやすく解説していきます。
「ネットショップで何ができるの?」「ネットショップの始め方は」といった疑問も解消できますよ。
それでは、早速はじめていきましょう。
個人のネットショップ運営を成功させるコツ
個人でネットショップを開業するには、コツがあります。
フリーランスや個人事業主で始める人も多いでしょう。
企業と個人の大きな差は資金力です。
個人のネットショップが成功するカギは、オリジナリティなサイトにして真摯に取り組むことです。
ユーザーに安心感を与えられる工夫をする
ネットショップの運営では、ユーザーに安心感を与えることはとても重要です。
ユーザーがネットショップを見た時、運営者情報がしっかりしたものでないと、安心してもらえません。
法人格のある企業がそれだけで信用してもらえることもありますが、よっぽど知名度のある有名人でない限り、信用してもらえるわけがありません。
個人の住所
ネットショップで義務化されている特商法には、事業者個人の氏名や住所、電話番号を記載する必要があります。
個人で自宅住所の公開したくない人も多いでしょう。
自宅住所を公開したくないなら、バーチャルオフィスの住所貸しがおすすめです。
バーチャルオフィスは、首都圏にあることが多いため、地方の方でも東京など都会の住所でネットショップを運営することができます。
個人の知名度がないなら、住所を首都圏にすることで、顧客への信用度を高めることもできるでしょう。
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顧客対応の仕方
ネットショップで個人で運営する場合は。顧客対応がとても重要です。
顧客本位の接客をすることで、信用度も上がり、評判もよくなります。
具体的には、メールのスピード、配送の早さです。
個人でできるには限界があるかもしれませんが、配送は丁寧かつ、スピードが重要です。
ネットショップで納期をアピールすることも、顧客への安心感につながります。
またクレーム対応の速さも重要です。
クレームは誰でも嫌なことですが、とにかく早く対応することなのです。
SNS
個人でネットショップをやるならSNSは必須です。
ただし、できる範囲でやることが重要です。
よくばりすぎてしまうと、すぐに投稿が頓挫してしまいます。
とにかく丁寧に自分のネットショップの良さをアピールすることが大切です。
ネットショップを個人で運営するメリット
ネットショップを個人で運営するのは大変ですが、コスト面でも大きなメリットがあります。
決断力してから実行までのスピードは企業にはできないことです。
コストを削減できる
ネットショップを個人で運営するメリットは、コスト面です。
人件費がかからないことは、大きなメリットです。
ネットショップを運営するには、仕入れや経費などがかかってきますが、利益から人件費を捻出するのは大変です。
ネットショップにおいて人件費は、大きな割合をしますので、大幅なコストが削減できるでしょう、
自分のペースで運営できる
ネットショップを個人で運営するメリットは、マイペースで運営できることです。
働く時間も自分で選ぶことができますし、お客様の注文量に合わせて、決めることもできます。
また他人に気を使って働く必要もないので、スピード感を持って、仕事に専念することができます。
決断がスピーディにできる
取り扱う商品を決めたり、お客様の対応方法、価格の決め方など、ネットショップ運営にはさまざまな決断する場面があります。
複数人数や企業でネットショップを運営すると、決断から実行まで時間がかかることがあります。
ネットショップはスピード感が大事です。
いかに早く運営することが成功の近道になるのです。
個人ならすぐに決定し、実行できるメリットがあります。
ネットショップを個人で運営するデメリット
個人でネットショップを運営するのは簡単なことではありません。
知識やノウハウがあっても、複数の業務を同時にこなさないといけないこともあり、デメリットもあります。
業務の負担が多い
ネットショップの運営には、たくさんの業務がありまます。
ネットショップのデザイン、商品登録
- デザイン
- 商品登録
- 画像加工
商品調達に関すること
- 商品企画
- 取引先の改革
- 発注
受注に関すること
- 受注
- 商品の梱包
- 発送
お客様対応
- クレーム、問い合わせ対応
上記以外にも在庫管理、売上管理、集客のための施策など、さまざまな業務があります。
すべてを個人一人でやろうとすると、大変な負担になり、寝る時間や休みがとれなくなってしまいます。
またクレームや発送不備など、複数の問題が同時に発生すると、個人の能力を超えてしまうこともしばしばです。
解決策としては、一部のネットショップの業務を早めにアウトソーシングすることです。
商品登録、電話対応、発送業務など1つでもアウトソーシングすることで、気持ち的にも楽になるでしょう。
またやらないことを決めることも大事です。
商品数や受注数など、個人でできる範囲でやるようにしましょう。
休みの日は、仕事をしないと決めることも、とても大事なことなことなのです。
(なかなか難しいことですが)
体得する知識やノウハウの幅が広い
ネットショップの運営には、さまざまな知識やノウハウが要求されます。
HTMLの知識や画像加工、商品の梱包方法、クレームの対応の仕方など、ノウハウがあるとないとでは、まったく違った結果になります。
たくさんの知識を吸収し、生かしていくことで、ネットショップを成功に導いていけるのです。
最近ではリモートでセミナーの開催も多くなってきました。
積極的にセミナーに参加し、ノウハウを身につけ、個人のネットショップに活かしていきましょう。
個人のネットショップを開設する流れ
個人のネットショップを開設するなら、メリット、デメリットを十分考慮し、しっかりと計画を立てて初めていきましょう。
事業計画を作成する
ネットショップは、個人・法人を問わず、事業計画を立てることは重要です。
開設前にしっかりと事業計画を立てておくと、銀行の融資を受ける場合などにも有利です。
- ネットショップのコンセプト
- 販売する商品
- どんなお客様に売りたいのか
- 集客方法
- 仕入れ方法
- 売上予測
- 初期投資金額
- 予算計画
個人でネットショップを開設する場合は、とにかく欲張らないことです。
身の丈にあった運営をすることが成功への近道です。
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集客方法
ネットショップを初めて、最初の悩む壁は、お客様の獲得方法です。
どんな商品は少数精鋭にして、ピンポイントで顧客にアピールすることが大切です。
もちろんはじめてみないとわからない面もありますが、集客方法として、SEO対策、広告、SNS 投稿があげられます。
SEOは奥が深く、個人でやるのは大変です。
他人にお願いすると膨大な費用がかかるので、商品名や商品説明文を工夫するだけでも、個人でSEOたく作はできます。
広告は即効性がある場合もあるし、費用対効果がの締めないことも多いので、個人のネットショップにはおすすめできません。
無料でできるのが、SNSですが、個人でやるなら、時間や投稿数を決めて、無理しないことが大切です。
仕入れルートを確保する
ネットショップを運営する上で、苦労するのが商品仕入れです。
問屋やメーカーさんに、個人事業主だと信用度も低く、仕入れが簡単にできないこともしばしばです。
直接メーカーや問屋にアタックしても相手にしてもらえないことも多いので、関連する展示会に参加することがおすすめです。
展示会は先入観なく直接担当者と話ができるので、仕入れの条件やアドバイスをもらえることもあります。
またインターネットで仕入れ問屋に登録するのもおすすめです。
たくさんの商品を扱っているので、自分が仕入れたい商品が見つかるかもしれません。
- おすすめはネッシー
出店方法を決める
ネットショップを開設するには、買い物かご(ショッピングカート)を決める必要があります。
安価にできるのは、サーバー系のショップカート、ASPですが、個人ですべて集客をしないといけないで、初心者に向いていません。
ECモールにネットショップに出店するのが一般敵機です。
楽天は集客力はありますが、コストもかなりかかるので、最初は別の方法を考えるのが得策でしょう。
開業届を提出する
個人としてネットショップを運営するなら、税務署に開業届を提出しましょう。
開業届は、原則として事業を開始して1ヶ月以内に提出が義務付けられています。
開業届の書類の書き方がわからないなら、freeeを使うといいでしょう。
簡単な入力をするだけで、無料で税務署に提出する開業届が作成できます。
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個人のネットショップ開設におすすめECサイト
個人でネットショップで運営するには、コストがあまりかからず、簡単に商品登録ができることが大切です。
また決済方法や商品の選びやすさもあるので、おすすめのECサイトをご紹介します。
BASE(ベイズ)
BASEは、初期費用、月額費用が無料でできるうれしいサービスです。
個人でコストをかけずにネットショップに挑戦したい方におすすめです。
デザインも豊富で自分のネットショップにあったページをつくることができます。
STORES
STORESは、シンプルなデザインですが、独自ドメインを使用したり、インスタグラムとの連携など、さまざまな機能を利用することができます。
カラーミーショップ
カラーミーショップは、少し本格的にネットショップをはじめてみたい方におすすめのサービスです。
複数の料金プランがあります。
初期費用無料のフリープランではじめるのもいいでしょう。
makeshop
makeshopは他のサービスより、コストがかかってきますが、その分、サポートや機能面でも充実しています。
個人でネットショップを運営に自信がない方や、本格的にネットショップをやっていきたい人、手厚いサービスを受けたい人におすすめです。
【圧倒的!業界No.1コスパ】ネットショップ開業ならmakeshop個人でネットショップを始める時に気をつけたいこと
営業時間を決める
個人でネットショップ で曖昧になりがちなのが営業時間です。
通常だったら、月曜日ー金曜日の朝10時~17時まで。土日祝日休みを基本とします。
これが無理なようなら、これを基準として自分ができる可能な時間を無理のない範囲で決めていきます。
お子様がいたりして無理な場合は、15時まででもいいですし、週2回だけでも構わないと思います。
とにかくきっちりと決めて、その時間は必ず営業することにコミットしていきましょう。
営業時間を決める時のコツは、少し余裕のある時間にしておくことも大事です。
17時までは働いて17時半にお子様のお迎えがある場合は、問題がなければ、17時終了でも十分間にあいますが、営業終了時間が17時となると16:59でも電話をかけてくるお客様はいっぱいいます。
営業時間中に起きた出来事は対応しないといけません。
お子様のお迎えだからといって電話を切るわけにもいかないので、余裕を持つことが大切です。
副業で始めるとしてもしっかりと時間を区切ってやらないと、副業のネットショップどころか、本業の仕事でさえおろそかになってしまう危険性があります。
発送作業が土日しかできない場合は、そのように記載するべきですし、月曜日から金曜日からフルに働いで土日休みなしで体が持つかどうか、肉体だけでなく精神的にも大丈夫かどうか、考えて営業時間を決めていきましょう。
また時間が曖昧だとお客様にとってもいつやっているかわからず、信用を落としてしまいます。
個人でネットショップを運営する場合は、無理のないように自分ができる範囲で営業時間を決めることが大切です。
ネットショップ の個人で長く続けるためには働く時間を決める
営業時間同様、働く時間を決めてやることがとても大事です。ネットショップを始めるとやることが多すぎて、何から手をつけていいかわからないぐらいの仕事量があります。
それをこなすためにずっと働きづづけたら、体も持たないし、精神的にも参ってしまいます。
もちろん働いたら働いただけ結果が伴ってくるのもネットショップの魅力でもあるし、そうしないと売上も作れないのも事実です。
個人でネットショップを長く続けるには、働く時間を決めることです。毎日の働く総時間を決めたり、何時から何時までなど決め方は自由ですが、決めたらそれ以外は働かないことが重要です。
アバウトな金銭感覚はダメ!どんぶり勘定にしない
アバウトな経費の計算は、時間が経ったとき、儲かっていないことに気がついたり、借金だけが膨らんでからでは遅いです。
とにかくきっちりと毎日計算することです。例えば自分の買い物を一緒に出かけたとしてもガソリン代を分けて計上して、ネットショップの経費なのか、家庭で使用したものかきっちりと1円単位で分けて、本当に儲かっているのか、考えておくことが重要です。
ここが個人経営は曖昧になりがちです。
もっと言うならば、自分のうちでネットショップを個人経営する場合は、家賃を請求をするぐらいの気持ちでやるぐらいでないと、成功はしません。
1円たりとも曖昧にせずしっかりと計上して、個人経営する部分と、家庭はきっちりと分けてやることが今後きっと役にたちます。
領収証はすべてとっておいてエクセルでいいので、記帳しておきましょう。
あとでまとめてやろうなんて大変です。きっちり毎日やるくせをつけておきましょう。
許可がいる商品があります
2020年話題になったのは、マスクの転売の禁止です。
その後消毒薬も許可がないと販売してはいけないということが報道されました。
私自身はせどりとか、転売の経験はありませんが、こういう細かい法律も注意しておかなければいけないことを改めて思い知らされた思いです。
よくあるのが古物商の許可です。中古商品を販売していこうとする場合は、必ずとっておきましょう。
警察署が管轄ですが、意外と手間がかかります。
また取得した後も、取引状況を記載しておく義務があります。
私がネットショップの運営に携わっていた頃は、警察の人が1年に1回ぐらい訪問して確認作業がありました。
個人ではなく法人だったからかもしれませんが、きっちりとやることが大切です。
余談ですが、積極的に買い取りなどをして中古品を扱っていたわけではなく、お客様の返品などがあり、それを扱うために古物商の許可をとり再販していました。
初期費用はなるべくかからないようにする
ネットショップでもなんでもそうですが、いざ営業をはじめてみると、予想外にお金がかかることに気がつきます。
お恥ずかしいお話ですが、経費雪原のため、ダンボールは使い回しして、梱包材は新聞紙でいいやと考えて始めたのですが、かなりのクレームがあり、結局それに耐えきれず、ダンボールも購入し、梱包材も新しいきれいなものを使うようにしました。
これも経費の一部です。単価が低かったので、結構な負担になってしまいました。
初期費用はとにかく抑えて最低限にします。お客様に直接お渡しする梱包材などは先ほどのお話の通り削るわけにはいきません。
それ以外の自分で使うものは徹底的に経費削減をします。
コピー用紙1枚でさえ、無駄にしないようにします。
個人でネットショップを経営する場合は誰も見ていませんので、見栄をはる必要まったくありません。
食卓のテーブルをデスクにして、格安のノートパソコンやプリンターも最低限のものにして、始めることです。
Macを使っているとかっこいいイメージですが、あとあと考えるWindowsがいいことがあります。
新規で購入する場合は、しっかりと考えてからにしましょう。
まとめ
ネットショップを個人で始めるのは孤独であり、不安でいっぱいなこともあるでしょう。
もう切羽詰まってやる場合もあるでしょうし、副業として始める場合もあると思います。
個人ですので、なんでも自分に決定権があります。これはとてもメリットがあることです。
複数人数だったら相談もしないといけないし、意見も割れることもあるでしょう。
成功も失敗もすべて自分の責任です。
ネットショップを長く続けるためにも営業時間、就業時間をしっかりと決めて、お金の管理を毎日コツコツしていくことが成功へのカギとなリます。
アバウトな経営が一番やばいです。個人だからこそ、きっちりとやっていきましょう。